韓国の朴槿恵（パク·クネ）大統領は9日、ソウルで開幕した2015年ソウル安全保障会議で「世界平和と朝鮮半島統一のための多国間安全協力」をテーマとする基調演説を行い、半島統一に向けた支持を各国に呼びかけました。

　ソウル安全保障会議は2012年に発足しましたが、韓国の大統領が出席するのは、これが初めてです。

　朴大統領は「軍事面で相互信頼と軍備のコントロールができ、半島の非核化を実現してこそ、朝鮮半島の問題が解決できる」と指摘し、半島統一と世界平和に向けての支援を各国に呼びかけました。

　ソウル安全保障会議は『停戦70年分裂70年：挑戦と希望』をテーマに、3日間の日程で開かれています。アメリカ、中国、日本など30の国や国際組織の高官250人余りが国際社会の安全問題について討議することになっています。